新築住宅ができるまでの工事や期間についてのお話②
2023/01/17
こんにちは。有限会社グレースホームです。
本日は新築住宅ができるまでの工事や期間についての昨日のお話の続きです。
昨日の最後に触れました、地盤改良工事が完了したら次は、
⑤地縄張りや遣り方(やりかた)
敷地内に建物が建つ正確な位置を示す【地縄張り】をします。地縄張りではビニールひもや麻ひもを使用して、設計図のとおりに敷地内に建物の位置を描きます。施主さまにとっては建物の占める面積のイメージが具体的に湧く工程ではないでしょうか。 地縄張りのあとに【遣り方】を行います。地縄を張った50㎝ほど外側に杭を打ち込んでいき、それぞれの杭をつなぐように板を張っていきます。遣り方で張り巡らされた杭や板は、これから始まる基礎工事の基準となるものなんです。
⑥基礎工事(根切り~土台敷き)
遣り方が終了した後は、根切りや配筋工事などの基礎工事が約1カ月の工程で行われます。湿気を含む土の上に木造などの家をつくり上げていくこの工程では、正確性が求められて、またコンクリートの打設もありますので、基礎工事の間はなるべく雨が降らない方が順調に進みます。
・根切りや地業や捨てコンクリート【根切り】?と思われる方いらっしゃると思います。【根切り】とは、建物の基礎を地盤下につくるために、地盤を掘り起こす作業です。由来は、庭の土中伸びた植物の根を切る作業からきているそうです。地盤の掘削の後、地縄張りの範囲に砕石を敷き詰めて、機械を使って締め固める【地業】を行います。 次に強度を増した地面に除湿シートを敷き広げて、その上に【捨てコンクリート】と呼ばれるものを薄く平らに打ちます。こういった、作業によって地盤が建築に十分に耐えうる強さと精度を持ち下からの湿気を抑える事が可能なんです。捨てコンは他のコンクリートとは違い、若干特殊なコンクリートです。イレギュラーではありますが、工事を進めていく上では必ずといっていいほど必要になってきます。
・配筋工事 捨てコンクリートに基礎作業の基準線を引いて、鉄筋を組み立てていきます。この鉄筋が床下と、建物を支える柱や壁が立ち上がる部分の基礎となります。正確に行う必要があります。そこで、鉄筋の太さや数量や間隔などを確認する配筋検査が行われます。配筋検査は、一般的に設計監理者さんや第三者機関である日本住宅保証検査機構が行い、その結果は施主さんにも知らされますので確認すると良いと思います。
・生コンクリート打設 木造住宅では、床下の底盤や立ち上がり部分の2回に分けて、生コンクリートを打ちます。正確に施された配筋の周りに型枠を設置して、コンクリートミキサー車から生コンクリートを流し込みます。この時に、基礎コンクリートと木の柱をつなぐための【アンカーボルト】をコンクリートに設置します。雨に当たらないように養生して、1週間程、しっかりと乾燥してから、型枠を外します。
明日は、内外部配管工事からのお話をしたいと思います!
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