新築戸建ての【免震構造】について

こんにちは。(有)グレースホームの安江です。

新築戸建ての建売物件において、【免震構造】は一般的にはあまり採用されませんが、一部のデベロッパーさんや建築会社さんが免震構造を採用した物件を提供している場合もあります。免震構造は、地震時に建物を地盤から独立して揺れるようにすることで、揺れを軽減し、建物や住民への被害を最小限に抑える効果があります。

免震構造を採用した建物では、地震の揺れを制御するために特殊な装置が使用されます。一般的な免震装置としては、ゴム支承や鋼板摩擦装置などがあります。鋼板摩擦装置などは、地震発生時に建物が揺れる際、揺れを吸収して建物を地盤から分離させる役割を果たします。

免震構造を採用することにより、建物の耐震性能が向上し、地震による損傷や崩壊のリスクを軽減することができます。また、免震構造は住民の安全性や快適性にも貢献します。地震時の揺れや振動を吸収し、建物内部の家具や設備の転倒や破損を抑えることで、住環境の安全性と快適性を向上させることができます。

ただし、免震構造を採用した建物は一般的に建築費用が高くなる傾向があります。免震装置の導入や設計上の制約により、建築コストが増加するためです。また、免震構造は地盤条件や建物の大きさ、用途によっても適切な設計となるため、専門的な知識や経験を持つ設計者が必要なんです。

免震構造を希望する場合、建売物件ではなく、注文住宅や特注の建築プロジェクトを検討することが一般的です。注文住宅では、建物の設計や仕様をカスタマイズできるため、免震構造の導入が可能ですので、最終的な決定をする際には、地震リスクや予算、建物の用途などを総合的に考慮し、専門家の助言を受けながら判断することが重要です。免震構造は地震時の安全性を向上させる重要な要素ですが、その採用は建物の条件や費用などとのバランスを考慮する必要があります。

免震構造が採用されていない物件でも、耐震性能に優れた建売物件が数多くございますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい！