新築戸建てLDKの失敗しない間取り

こんにちは。(有)グレースホームの安江です。

本日は、LDK（リビング・ダイニング・キッチン）の失敗しない間取りの具体的なポイントのお話をしたいと思います。

 

1.「家族の中心地」の位置を検討： 近年の住まいでは、家族のコミュニケーションの中心地がリビングからキッチンやダイニングへと変化しています。これにより、キッチンが家族の交流スペースとして重要視されています。間取りを考える際に、リビングよりもむしろキッチンやダイニングの広さを重視しましょう。これにより、家族が一堂に集まりやすくなります。

 

2.対面式キッチンの導入： キッチンの形状にも注目が必要です。特に対面式のキッチン（ペニンシュラ型やアイランド型）は、家族とのコミュニケーションを促進するうえで理想的です。これらのキッチンは広さを確保しやすく、料理中でも家族と会話ができます。キッチンの形状は、家族の習慣やライフスタイルに合わせて検討しましょう。

 

3.通路幅の確保： キッチンでの動線や通路幅にも配慮が必要です。特に家族が一緒に料理をする場合、通路は２人がゆとりを持って通れる幅を確保することが大切です。通常、90cm以上が望ましいとされています。しかし、通路が広すぎると逆に作業効率が悪くなるため、家族の生活スタイルに合わせて調整しましょう。

 

4.高さの調整： キッチン台の高さは、家族の身長によって異なります。作業しやすい高さを確保するためには、身長÷２＋5cmが一般的な基準です。この高さに調整することで、疲労を軽減し、効率的なキッチン作業が可能となります。

 

5.家具配置の計画： 家具の配置にも正確な寸法が必要です。リビングのソファやダイニングテーブル、キッチン周りの冷蔵庫や収納棚など、大きな家具や家電の寸法を計測して正確に間取り図に記入しましょう。これにより、予期せぬ配置ミスを防ぎます。

 

6.コンセントの配置と数の検討： 家電製品の多いキッチンやリビングでは、コンセントの配置も重要です。家電の設置場所や必要なコンセントの数を考慮し、効率的な使い勝手を考えます。キッチン周りやリビングのコンセント配置に工夫を凝らすことで、スッキリとした空間を実現できます。

 

7.将来の変化に対応可能な設計： 家族構成やライフスタイルは変化する可能性があります。将来の変化に備え、間取りや家具配置が柔軟に変更できるような設計を心がけましょう。アレンジがしやすい住空間は、長く快適に住むために重要です。

 

以上のポイントを考慮した上で、家族の好みやライフスタイルに合わせた具体的な間取りを検討することで、快適なLDKを実現できます。