新築戸建て～地震保険～

こんにちは。(有)グレースホーム安江です。

 

このたびの令和6年能登半島地震の災害に対し、心よりお見舞い申し上げます。

皆様の一日も早いご再建をお祈りいたします。

地震による損害が頻繁に発生し、その影響は毎年、毎日のようにニュースで取り上げられています。そのたびに心苦しく、私たちは何が出来るだろうと思う日々を過ごしています。本当に一日も早いご再建を心よりお祈り申し上げます。

 

本日は地震保険についてお話をしたいと思います。

新築戸建ても、地震による被害が生じれば生活に困ることが予想されます。このような状況から、地震保険の検討が非常に重要です。地震保険は、地震、噴火、津波によって住居や家財が損害を受けた際に、生活を立て直すための資金を補償してもらえる制度です。

地震保険の特徴として、国と民間保険会社が共同で運営している点が挙げられます。これは、地震が大規模に発生した際には多額の保険金が発生するため、民間の保険会社だけでは支払いの履行が難しいからです。国の協力により、保険料を抑えつつ地震保険を提供できるのが特長です。保険料が抑えられ、安心感が得られる一因と言えます。

地震保険の補償対象は、「住居用の建物」と「住居内に収容されている家財」です。補償金額は「地震保険損害認定基準」に基づいて決まり、住居や家財の被害程度に応じて支払われます。損害の程度によって支払われる保険金は、全損で時価額の100%から、一部損で時価額の5%まで様々です。また、地震によって引き起こされた火災や津波にも対応しています。

地震保険の加入率は約33%であり、付帯率（火災保険と同時に地震保険にも加入する割合）は約67%です。実際の加入率は各種共済保険に入っている人数を含まないため、付帯率がより正確な指標となります。地震保険の費用は地域、建物の造り、補償金額によって異なり、2021年には最大15%の値上げが行われました。早めの加入がおすすめされる理由もその一環です。

地震保険には多くのメリットがあります。まず、地震や噴火、津波による損害を補償してもらえることが挙げられます。保険金は住宅ローンの返済にも充てることができ、被災後は迅速に支払われる傾向があります。これにより、生活を安定させることが可能です。また、被災後の新築費用や収入の喪失に対処でき、保険金の使い道に制約がないため、柔軟な対応が可能です。

一方で、地震保険にはデメリットも存在します。例えば、火災保険に加入していないと地震保険に加入できないため、別途火災保険への加入が必要です。また、住居以外の建物や自転車、自動車などが補償対象外となるため、注意が必要です。

総じて、地震大国である日本での生活において、地震保険の加入は大きなメリットがあると言えます。地震や自然災害に備え、十分な検討のもとで保険に加入することが重要です。