可児市の新築戸建ての住宅性能評価書について
2024/02/05
こんにちは。(有)グレースホーム安江です。
可児市の新築住宅において性能評価を取得した物件は、国が制定した住宅性能表示制度に基づいて、交付される住宅性能評価書を有するものを指します。この「住宅性能表示制度」は、住宅の品質確保を促進するための法律に基づくもので、国土交通省に登録された第三者機関が評価方法基準に基づいて評価を行います。以下に、この制度についての詳細な説明と評価項目に関する情報をまとめてみました。
住宅性能評価書において評価される10の主要な分野とその詳細な項目です。
1.構造の安定に関すること
・耐震等級・・地震に対しての建物の強さを評価します。
・耐風等級・・風に対しての建物の強さを評価します。
・体積積雪等級・・雪に対してのの建物の強さを評価します。
※耐震性については、倒壊や損傷しにくさを1~3の等級で表示します。等級1は建築基準法レベルで等級3の場合は等級1の1.5倍の強さです。
2.火災時の安全に関すること
・感知警報装置の適切な設置
・脱出対策の実施
・十分な耐火性能
※火災早期発見のしやすさ、窓や外壁がどれくらいの時間、火熱にたえれるのかなど7項目を評価します。
3.劣化の軽減に関すること
・経年劣化のしにくさ評価
・腐朽対策・シロアリ対策・通気性・換気性能など
※住宅に使われている材料の劣化の進行を遅らせるための対策がどの程度なされているかを等級1~3で表示します。等級3は3世代(約75年~90年)まで構造躯体がもつことを想定しています。
4.維持管理の配慮に関すること
・給排水管・ガス管・点検口などの設置
※点検口が配置されているか、給排水管やガス管の点検や清掃、修繕のしやすさを等級1~3で表示します。
5.温熱環境に関すること
・外界の気温変化への対応
・断熱・気密性などの省エネルギー対策
※住宅の外壁や窓などの断熱性能を等級1~4で表示します。またエネルギー消費量性能を等級1~3で表示します。
6.空気環境に関すること
・換気対策
・空気中の有害物質の評価
※室内への有害物質の発散量の少なさを等級1~3で表示します。また、化学物質の濃度を実測して表示する事も可能です。
7.光・視環境に関すること
・明るさの確保・・部屋の広さに対する窓の大きさの割合から、室内の明るさを表示します。
8.音環境に関すること
・屋外からの音、遮音性能の評価・・ドアや窓などの開口部の遮音性能、共同住宅の場合上下または隣接住戸への音の伝わりにくさを評価します。
9.高齢者への配慮に関すること
・安全な移動や介助しやすい間取り・動線・設備・・段差や手すりの設備の解消など、高齢者などへの配慮のための対策がされているかを等級1~5で表示します。
10.防犯に関すること
・犯罪者の侵入防止対策・・住宅への不法侵入がないように、開口部に対策されているかを評価します。
★可児市の新築戸建ての性能評価の分野では上記の
1.構造の安定に関すること
3.劣化の軽減に関すること
4.維持管理の配慮に関すること
5.温熱環境に関すること
が必須項目になります。
また、住宅性能評価書には「建設住宅性能評価書」と「建設住宅性能評価書」がありますので次回詳しくお話致します。
----------------------------------------------------------------------
有限会社グレースホーム
〒509-0238
住所:岐阜県可児市大森2815
電話番号 :0574-60-3161
FAX番号 : 0574-60-3158
----------------------------------------------------------------------