新築戸建てを購入後のアフターサービスについて

こんにちは。グレースホームの安江です。

新築戸建てを購入すると、その後のアフターサービスや保証、定期点検が非常に重要な役割を果たします。これらの制度をしっかり理解することで、長期にわたり快適で安心な住まいを維持することができます。以下では、新築戸建てを購入した後に受けられるアフターサービスや保証、点検について、お話したいと思います。

短期保証は、住宅引き渡しから2年間適用され、住宅内の設備や内装に関するトラブルが対象となります。たとえば、ドアや窓の不具合、水回りのトラブル、クロスのはがれなどが短期保証の範囲内です。この保証期間中に発生した不具合は、無償で修理してもらえるため、入居後の初期段階における設備や仕上げの不具合に対処できます。

長期保証は、住宅の基礎や構造、躯体、防水部分などの家の重要な部分をカバーします。住宅が安全に建っているための最も重要な要素であるため、この部分に関しては引渡しから10年間保証されます。たとえば、柱や梁、屋根、外壁、基礎など、住宅全体の構造を支える部分が長期保証の対象です。これにより、万が一、地盤沈下や構造的な欠陥が発生した場合でも、無償で修理を受けることができ、安心して住み続けることができます。

一部の住宅メーカーでは、基本保証が終了した後も5年ごとに定期点検を受け、有償で修繕工事を行うことで、保証を最長35年まで延長することが可能です。延長保証は、家の長寿命化を目的としており、特に構造や防水部分の修繕に適用されます。例えば、屋根や外壁が経年劣化した際、定期点検で早期に問題を発見し、必要な修繕を行うことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができ、長期間にわたり安心して住むことが可能となります。延長保証を受けるための条件には、住宅引渡し後5年ごとに定期点検を受け、点検結果に基づいた有償修繕工事を行うことが含まれます。条件を満たせば、5年間の延長保証書が発行され、さらに延長が可能になります。

住宅引き渡しから6ヶ月後には、最初の定期点検が行われます。この時点での点検は、玄関や窓、建具などの室内設備に焦点を当てます。特に入居後、初めて迎える夏や冬の湿気や乾燥による建具の変化を確認し、住まいの快適さに支障がないかをチェックします。6ヶ月間生活してみて気づいた問題や、気になる点もこのタイミングで報告して対応してもらえるため、初期段階でのメンテナンスが可能です。

引き渡しから2年目に実施される定期点検は、さらに広範囲にわたります。この点検では、室内の設備に加えて、屋根や外壁、基礎などの外部の状態も確認されます。また、シロアリ被害がないか、床下の点検も行われます。2年間住んでみてわかる住宅の変化や劣化部分を早めにチェックし、問題があれば適切な修繕を行うことで、家の寿命を延ばすことができます。

5年目の定期点検では、屋根や外壁の劣化状態を中心に目視点検が行われます。特に、雨漏りや外壁のひび割れなど、経年劣化によるトラブルが発生しやすい箇所を重点的にチェックします。また、シロアリの被害状況や床下の状態も再度点検し、問題がないか確認します。この段階で適切な修繕を行うことで、家の耐久性を維持することができ

10年目には、屋根や外壁、基礎など、外装全般の劣化状態を詳しく診断します。この点検では、外壁や屋根のひび割れ、雨漏り、塗装の劣化などがないかを確認し、診断報告書が作成されます。必要に応じて修繕工事が提案され、適切な対応を行うことで、家を長く維持するためのメンテナンスが行われます。

新築戸建てを建設する前に、建設地の地盤調査が行われ、地盤が建築に適した強度を持っているかが確認されます。強度不足と判断された場合は、基礎補強工事や地盤改良工事を行い、地盤の安全性を確保します。引渡し後も、万が一地盤沈下などによる損害が発生した場合には、20年間の地盤保証が適用され、修繕費用がカバーされます。

住宅の構造や防水に関して、万が一瑕疵（欠陥）が発生した場合、その修復費用をカバーするのが住宅瑕疵担保責任保険です。この保険は、国土交通大臣に指定された保険法人の提携検査機関により基礎着工時や中間工程の検査を受け、合格した住宅のみが加入できるものです。10年間の保険期間内に構造や防水に関する瑕疵が見つかった場合、保険金が支払われ修復が行われます。

新築戸建ての柱や壁面などに防蟻処理を施し、シロアリの予防対策を行います。このシロアリ保証制度は、5年間の保証期間が設けられており、保証期間中にシロアリ被害が発生した場合には、無償で修復が行われます。シロアリ被害を防ぐためには、定期的な防蟻処理が推奨されます。

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