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新築戸建て(建売)にピアノを設置する場合

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新築戸建て(建売)にピアノを設置する場合

新築戸建て(建売)にピアノを設置する場合

2024/10/15

こんにちは。グレースホームの安江です。

新築戸建て(建売)にピアノを設置する場合、音漏れや騒音トラブルを防ぐためにしっかりとした防音対策が必要です。マンションほど隣接する住戸が近くない一戸建てでも、近隣への音漏れや家の中での響きによる家族への影響を考慮する必要があります。さらに、ピアノの重量が新築戸建ての床に与える影響にも注意が必要です。以下では、ピアノ設置時の防音対策と床の耐久性について、音漏れの主な原因と対策の費用についてもお話したいと思います。

目次

    新築戸建ての床とピアノの重量

    まず、新築戸建ての床がピアノの重量に耐えられるかという点です。アップライトピアノやグランドピアノは重量があり、通常の家具よりも床にかかる負荷が大きくなります。

    ・アップライトピアノ
    アップライトピアノの重量は、一般的に200~300kgほどです。通常の住宅の床は1平方メートルあたり約180kgの荷重に耐えられる設計がされていますが、ピアノの場合は小さな足の部分に集中して重さがかかるため、局所的な負荷が高くなります。

    ・グランドピアノ
    グランドピアノの場合、400~600kgを超えるものもあり、その重量が床に与える影響はさらに大きくなります。特に木造住宅では、床がたわむ可能性があるため、強化する必要があるかもしれません。

    床の補強対策

    ・床下に補強材を追加する
    床の構造を強化するために、床下に補強材を追加することができます。これにより、床全体にかかる負荷が分散され、たわみや損傷のリスクを軽減できます。

    ・防振マットの使用
    床の損傷防止と振動を抑えるために、防振マットやキャスターカップをピアノの足の下に設置することも 有効です。これにより、ピアノの重量が床に均等に伝わり、床材の損傷を防ぎつつ、振動による音漏れを軽減します。

    音漏れの主な原因

    ピアノを弾くと、音はさまざまな経路で外部に漏れたり、家の他の部屋に響いたりします。以下に、音漏れの主な原因を解説します。

    ・壁の構造不足
    一戸建てでも、通常の壁ではピアノの音を十分に遮断することができません。特に低音域は壁を通り抜けやすいため、音が隣家や外に漏れやすくなります。

    ・窓や扉の隙間
    窓や扉は音が漏れやすい部分です。特に窓ガラスは音を伝えやすく、二重窓や防音ガラスでない場合は、音が外に漏れやすいです。また、扉の隙間からも音が漏れるため、防音対策が必要です。

    ・床からの振動音
    ピアノの音は、床を通して振動音として家全体に広がります。特に、床が固いと振動が直接伝わりやすいため、他の部屋や階下に響くことがあります。

    防音対策の種類

    1.壁の防音対策

    ピアノを置く部屋の壁に防音対策を施すことで、音漏れを効果的に抑えることができます。

    ・二重壁構造
    既存の壁の内側にもう一枚壁を作る二重壁構造を採用すると、音の伝わり方を大幅に軽減できます。

    ・吸音材の設置
    壁の中にグラスウールやロックウールなどの吸音材を設置することで、音が外に漏れにくくなります。音の反響を抑えることで、内部での音響効果も改善されます。

    2.窓・扉の防音対策

    ・二重サッシの導入
    二重サッシや防音ガラスを設置することで、窓からの音漏れを防ぎます。空気層がある二重サッシは、音の伝達を効果的に遮断します。

    ・防音ドア
    防音性能の高いドアに交換するか、既存のドアに防音シールを貼ることで、扉からの音漏れを軽減できます。

    3.床の防音対策

    床からの振動音を防ぐためには、防振対策が有効です。

    ・防振マットや防振カーペットの使用
    ピアノの下に防振マットや防振カーペットを敷くことで、振動が床を通して伝わるのを防ぎます。これにより、階下や隣室への振動を抑えられます。

    ・防音フローリング
    床全体に防音フローリングを導入することで、振動音や足音などの衝撃音を軽減できます。

    防音室の導入

    ピアノ専用の部屋として防音室を設けると、音漏れを大幅に軽減できます。以下の2つの方法があります。

    ・ユニット型防音室
    後付けで設置できる防音室です。メーカーが提供する既製品で、比較的施工が簡単で費用も抑えられます。価格は約50万~200万円程度です。

    ・リフォームによる防音室の設置
    部屋全体を防音仕様に改装する方法です。壁、床、天井すべてに防音材を使用し、窓や扉も防音仕様にします。施工費用は高くなるものの、より高い防音効果が期待できます。費用は数百万円に及ぶこともあります。

    防音対策にかかる費用の目安

    防音対策の費用は、使用する材料や施工内容によって異なりますが、一般的な目安を以下に示します。

    ・壁の防音工事
    1㎡あたり10,000円~30,000円程度で、6畳の部屋全体を施工する場合、50万円~100万円ほどかかることが多いです。

    ・窓の防音対策
    二重サッシの導入は、1か所あたり10万円~20万円程度です。防音カーテンを併用する場合、1枚あたり1万円~5万円程度です。

    ・防振マットや防振カーペット
    防振マットは1枚数千円~2万円程度、防音カーペットは1㎡あたり5,000円~15,000円ほどです。

    ・防音ドアの交換
    1枚あたり10万円~20万円程度です。ドアに防音シールを貼る場合は数千円で済みますが、効果は限定的です。

    ・防音室
    ユニット型防音室は50万円~200万円程度で、リフォームによる防音室の設置は数百万円に達することもあります。

    まとめ

    新築戸建てにピアノを設置する際には、音漏れや振動を防ぐための適切な防音対策が重要です。壁や窓、床の防音対策を行うことで、近隣住民や家族への騒音トラブルを未然に防ぐことができます。また、ピアノの重量に耐えられるように床の補強も検討することが大切です。防音対策の費用はさまざまですが、ピアノの快適な演奏環境を整えるためには、しっかりとした計画と投資が必要です。

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