可児市の新築戸建て「新築」とはいつまで?法律上の定義とその背景
2025/04/17
こんにちは。グレースホームの安江です。
本日は、可児市の新築戸建ての「新築」とはいつまで?法律上の定義とその背景をお話したいと思います。
目次
「新築」とはいつまで?法律上の定義とその背景
「新築戸建て」とは、一般的には“建てられて間もない住宅”というイメージを持つ人が多いと思いますが、実際には法律によって明確な定義が定められています。
その根拠となるのが、不動産の広告や表示に関するルールを定めた「不動産の表示に関する公正競争規約(不動産公正取引協議会連合会)」です。
この規約によれば、「新築」として表記できる住宅は、以下の2つの条件を満たす必要があります。
新築と表示できる条件(2025年現在)
①建築後1年以内の物件であること
②一度も人が住んだことがない(未使用)こと
この2つの条件を満たしている間のみ、「新築」として広告や販売が可能です。
つまり、完成から1年以上が経過している場合、たとえ誰も住んでおらず、外観も内装も新品同様であっても、「新築」とは呼べません。
また、一度でも人が住んだり、住民票が移されたり、水道・ガス・電気などのライフラインが本格的に使用された記録があると、「新築」としての扱いはできなくなります。
「未入居物件」とは?新築との違い
「未入居物件(みにゅうきょぶっけん)」とは、その名のとおり「まだ誰も住んでいない住宅」を意味します。しかし、これは「新築」とは異なるカテゴリーです。
未入居物件は、多くの場合、以下のような事情を背景に生まれます。
未入居物件が生まれる主なケース
・建築後1年以上が経過したため、新築表記ができない
・モデルハウスとして使用されていたが実際には住人がいなかった
・販売が長引いている分譲住宅
・一度購入されたが、事情により住まずに売却された物件(転売)
以上の物件は“人が住んでいない”という点では新築と変わりませんが、「建築からの経過期間」がポイントです。
たとえば、完成から1年2ヶ月が経過してしまった物件は、どれほど綺麗で未使用であっても「新築」としては扱えず、「未入居物件」などの表記になります。
購入時に気を付けたいポイント
築年数と保証内容を確認する
新築戸建てには、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に対し、【10年間の瑕疵担保責任(住宅瑕疵担保履行法に基づく)】があります。ただし、未入居物件であっても建築から年数が経っていれば、この保証の残り期間が短くなっている可能性があります。
例:建築から1年3ヶ月が経っていれば、瑕疵担保責任は残り約8年9ヶ月
価格と状態を比較する
未入居物件は、新築と比べて価格が下がっていることが多く、お得感があります。設備も新品同様であるケースが多いため、状態と価格のバランスを見て購入を検討するのも賢い選択です。
住宅ローンの取り扱いに注意
金融機関によっては、住宅ローン商品によって「新築専用」や「築○年以内対象」のような条件が設けられている場合があります。未入居物件を購入する場合は、ローンの審査基準や対象商品が変わる可能性があるため、事前に確認が必要です。
実際の購入時のチェックリスト
・建築年月と入居履歴(未入居かどうか)
・建物保証の残年数
・設備機器の保証の有無(給湯器、エアコン、IHなど)
・外観・内装の傷や劣化の有無
・販売元(不動産会社や建売会社)の対応
・住宅ローンの条件(新築か既存住宅かで違いがある)
まとめ
「新築」とは、建築後1年以内かつ未入居であることが法律上の明確な条件です。それを過ぎた物件は、いくら綺麗で誰も住んでいなくても「新築」とは呼べません。その代わりに「未入居物件」として販売されるケースがあります。
未入居物件は、新築同様の設備や内装でありながら、価格が抑えられていることも多く、実は“狙い目”の物件とも言えます。ただし、保証や築年数、住宅ローンの条件など、確認すべきポイントもあるため、慎重に比較検討することが大切です。
「新築」にこだわる理由が外観の新しさや設備の清潔感であれば、未入居物件という選択肢も十分検討する価値があるでしょう。
また、下記には「未入居物件を買う際にチェックすべきポイント」をまとめましたのでご参考ください!
未入居物件を買う際にチェックすべき10のポイント
建築年月と経過年数の確認
未入居とはいえ、「新築」とは違い、建築から1年以上経過している物件が多いため、「築何年か」を必ず確認しましょう。
・登記簿謄本や建築確認通知書などで「建築年月」をチェック
・不動産広告に「築○年(未入居)」と書かれていても、その年数に要注意
(例:築1年10ヶ月の未入居物件=新築ではない)
住宅瑕疵担保責任(10年保証)の残存期間
新築戸建てには、構造耐力上主要な部分・雨漏りなどに対して10年間の保証がありますが、未入居物件でも建築日からカウントが始まっています。
【チェック項目】
・保証の残年数は何年か
・売主が住宅瑕疵担保責任保険に加入しているか
・保証書のコピーが確認できるか
設備保証やメーカー保証の残り期間
未入居であっても、給湯器・コンロ・エアコンなどの住宅設備のメーカー保証は「設置日」からカウントされるため、保証がすでに始まっている場合があります。
【チェックポイント】
・各設備の設置日と保証期間
・メーカー保証の延長有無(保証延長制度があれば加入確認)
・住設機器の動作確認(試運転)
ライフライン(電気・ガス・水道)の状態
未入居物件は、長期間ライフラインを停止していた可能性があるため、通電・通水・通ガスの確認が重要です。
【チェックポイント】
・各ライフラインの契約状況
・検針・メーターの状態
・通水テストで水圧や配管の問題がないか
価格の妥当性(相場比較)
未入居物件は「新築として売れ残った在庫処分」のケースも多く、価格が下がっている場合があります。
周辺相場と比較し、「なぜ安いのか(または高いのか)」を冷静に分析しましょう。
【価格面でチェックすること】
・同エリア・同条件の相場と比較
・値引き交渉の余地
・モデルハウス使用歴の有無
住宅ローン審査条件の確認
一部の金融機関では、築年数により「新築ローン」ではなく「中古住宅ローン」の扱いになる場合があります。
【確認すべきポイント】
・住宅ローンの商品種別(新築・中古)
・金利や借入条件の違い
・ローン減税(住宅ローン控除)の適用要件
まとめ
未入居物件は、「誰も住んでいない」という安心感と「価格が下がっている」という魅力がありますが、以下のような点に特に注意して購入を検討しましょう。
・保証の残存期間(住宅・設備)
・経年劣化の有無
・住宅ローンや税制の扱い
・アフターサポート体制
“見た目が新築でも、中身は築1年以上の住宅”ということを念頭に置きつつ、価格だけでなく、保証・設備状態・ランニングコストのバランスを見極めることが大切です。
著者情報
Concierge 安江一美
出身:岐阜県揖斐郡
不動産業を7年勤務し営業経験もあり、新築戸建て住宅や新築分譲住宅に対しての知識も豊富ですのでご安心ください。現在3人の子育て奮闘中。母親ならではの視点からファミリーでの暮らしやすさに配慮した物件のご提案を心がけています。
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