物件購入の資金計画を立てましょう②

こんにちは。有限会社グレースホームの安江です。

物件購入の資金計画を立てる内容で、今回はローンの種類をチェックしていきたいと思います。

【ローンの種類をチェック】

住宅ローンは大きく分けて、ローンの最初から最後まで金利が変わらない【全期間固定金利型】、景気によってつねに金利が上下する【変動金利型】、一定期間は金利が固定されるが一定期間が経過後に変動/固定の見直しが可能な【固定金利期間選択型】の３つのタイプがあります。金利重視でいえば、近年の傾向からは変動金利がおススメです。でも、今後金利が上昇する可能性もあるので注意が必要です。一方で、金利の上下による支払い額の変動を気にする方は固定金利がおススメです。一度決めてしまえばずっと金利が同じなので支払い額の上下に頭を悩ませる必要はありません。そして、その中間となるのが固定の期間選択型です。これまでの経過からもっとも金利が高いうえに、変動ほど自由度がなく、固定ほど安心できないのでメリットは少ないです。

【支払いリスクを考える】

ローンを組んだ方がもし亡くなった場合、団体信用生命保険により、残りのローンが保険金で支払われるようになります。ただ、団体信用生命保険は健康でないと入ることが出来ないので、何らかの持病のある方は入れないこともあります。その場合は、連帯保証人が必要で、ローンを組むリスクが大幅に上がります。また、地震保険といった火災保険以外の災害保険に入る場合は、月額を払わない代わりにローン金利が上がる事もあるようです。保険をかけるほど金利や毎月の支払い額がアップするので、それらのリスクと支払いに必要な金額を考える必要があります。

【ライフプランを考える】

住宅ローンをギリギリに設定してしまうと、それ以外にお金が支払えなくなる可能性も高くなります。ある程度の生活費や子供の教育費などは念頭においていても、ケガや事故による出費など突発的な支払いも対応できなくなる事もあります。また、子どもが習い事をしたいと思っていても対応しきれなくなるかもしれません。子どもが、医大や美大、音大など、学費が高めの大学に進学を希望しても資金面から諦めさせることになります。ある程度の余裕がある生活が送れ、何かしらの突発的な出来事により支出が増えたとしても問題ないくらいの金額になるようにローンを考え直す事も重要です。