ローン返済以外の支出

こんにちは。有限会社グレースホームの安江です。

今回は、ローン返済以外の支出にも注意が必要なのでお話いたします。

戸建ての場合、必ずかかる維持費は固定資産税のみです。でも、経年により劣化していく外壁や水回りの修繕が必要になってくるため、修繕費が必要になってくるため、修繕費を積み立てていく賢いやり方です。

まず、見込んでおくべきは外壁や屋根、水回りや壁紙などの修繕費用です。長く住んでいるうちに劣化して、修繕が必要になってくるのは避けられません。一般的には、10年ごとにおおよそ100万～150万円の修繕費がかかるとされているので、毎月8,000～12,500円程積立ていくと、万が一の時、すぐに修繕が出来ます。また、これらの修繕費以外にも、お庭の芝生や草木の植え替えをする予定があれば、それらの資金も一緒に積立ていくと良いと思います。基本的には、毎月貯蓄していくのがベストですが、無理に貯蓄しても辛いだけだと思いますので、月々の家計事情に合わせて積立のタイミングを自由に調整すると良いと思います。

次に、固定資産税についてですが、戸建ての場合、物件価格に対して土地の価値は60～70％ほどと割合が高いです。土地は、経年による劣化が少ないため、価格が下がりにくいのです。そのため、土地にかかる固定資産税も変わりにくいのです。都心部などの場合は土地価格が上昇する可能性もあり、資産価値が上がることにより、固定資産税も高くなる可能性もあります。

逆に、建物の価値は物件価格に対して30～40％と割合が低いのです。建物は経年により劣化しやすいため、年々固定資産税は減っていきます。戸建の建物価格は約20年でほぼゼロになるといわれています。土地とは逆に、資産物価は下がってしまいますが、その分固定資産税も減っていきます。

土地や建物にかかる固定資産税は軽減措置がなされています。土地は6分の1、建物は2分の1が軽減されます。土地については敷地内に住宅が存在する限りは、無期限で軽減されますが、建物に関しては期間が決まっています。一般住宅の場合は3年間、耐震性や耐久性などの基準をクリアした「認定長期優良住宅」の場合は5年間と期限付きです。軽減措置が切れた翌年からの固定資産税は高くなる可能性があるので注意が必要です。