新築戸建てに和室はメリットとデメリット
2023/10/08
こんにちは。(有)グレースホームの安江です。
農林水産省の「いぐさ(畳表)をめぐる事情」(2020年6月)によると、生活様式の変化に伴い、国内での畳の供給量は年々減少傾向にあることが示されています。
また、住環境研究所が新築住宅を建てた人を対象にして行った「20~40代世帯 間取り実態調査」(2019年1月※2)によると、2010年に畳のスペースがないと答えた人の割合は18.8%でしたが、2016年には25.3%と増えています。
それでも、同調査では年々畳の採用率は減少している傾向があるものの、若い世帯ほど畳のある部屋を採用しているケースが多いという結果も明らかになりました。
小さな子どもを持つ20〜30代の世帯が、子どもを遊ばせるスペースとして畳のある部屋を選んだ可能性が高いとされています。
新築戸建てで和室を採用することに後悔するケースも存在します。
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①畳の日焼け: 日当たりの良い場所に和室を設けた場合、日光によって畳が日焼けしてしまうことがあります。これにより、畳の色や質感が変化し、見栄えが悪くなる可能性があります。
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②空間活用の失敗: 和室をくつろげる場所として設けたが、実際にはあまり利用されず、物置スペースとして使われてしまうことがあります。スペースの使い方が予想と異なることから後悔することがあります。
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③子供部屋としてのリスク: リビングに隣接した場所に和室を設け、子供部屋として活用するケースもあります。しかし、小上がりの畳の場合、段差があるため、子供が転んでケガをするリスクが存在します。安全性に注意が必要です。
和室を採用する際には、日焼け対策やスペースの使い方をよく考えることが重要です。また、家族構成やライフスタイルに合わせて、和室のデザインや機能を検討することが後悔を避けるポイントとなります。
そこで、メリット・デメリットをまとめてみましたので、ご参考下さい。
メリット:
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・多彩な活用方法: 和室は客間、子ども部屋、趣味の部屋など、さまざまな用途に利用できます。柔軟な空間の活用が可能です。
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・収納スペース確保: 和室には押し入れが付属していることが多く、収納スペースを確保できます。衣類や季節物の保管に便利です。
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・リラックス効果: 畳の素材であるいぐさの香りはリラックス効果があります。和室でくつろぐことができます。
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・断熱性と保温性: 畳は断熱性と保温性に優れており、夏は涼しく、冬は暖かい環境を提供します。
デメリット:
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・メンテナンス費用: 畳は年数を経ると劣化し、定期的な交換やメンテナンスが必要です。費用がかかることがあります。
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・傷や跡の問題: 畳の表面は傷つきやすく、重たい家具を置くと跡がつくことがあります。慎重な取り扱いが必要です。
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・掃除の手間: フローリングに比べて、畳は汚れたときの掃除が手間がかかります。定期的な掃除が必要です。
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・スペース制約: 和室を設けることで、他のスペースが狭くなる可能性があります。和室の広さや使用頻度を検討する必要があります。
和室の利用には、その特性や利点とデメリットを十分に理解し、自身のライフスタイルや家族構成に合わせて検討することが大切です。
また最近では、全居室洋室の物件もございますので、お気軽にお問い合わせ頂き、内覧をして頂ければと思います。
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