新築戸建て（建売）の購入において引き渡し前のチェック

こんにちは。グレースホームの安江です。

新築戸建て（建売）の購入において、引き渡し前のチェックは非常に重要です。

この段階で不具合を発見しておくことが、後のトラブルや修繕費用の発生を防ぐための大切なポイントです。引き渡し前の確認は、施主（購入者）と施工会社の責任者が一緒に行い、最終的に建物が図面通りに完成しているか、問題がないかを確認します。以下に、チェックすべき主要なポイントを詳しくお話したいと思います。

・部屋の配置や寸法：契約時の図面に基づき、各部屋の配置や広さが正確かを確認します。

・窓やドアの位置：窓やドアの設置位置が図面通りであるかを確認します。また、窓のサイズや種類、ドアの仕様も契約通りかどうかを確認することが大切です。

・外観や外壁の仕上げ：外壁の色や材質、屋根の素材なども図面や仕様書に基づいているか確認します。特に外観は目立つ部分なので、塗装の仕上がりや凹凸がないかをチェックしてください。

・バルコニーや庭の構造：バルコニーのサイズや形状、庭のフェンスの高さや位置など、外部の空間も図面と相違がないか確認します。

・壁や床の状態：室内の壁紙や塗装、フローリングに傷や汚れがないか、しっかり確認します。新築であれば、施工時にできた傷が残っていることがあるので注意が必要です。

・天井やコーナー部分：ひび割れが生じやすい箇所は、壁の角や天井の接合部分です。これらの部分にひびがないか確認しましょう。

・外壁や基礎部分：外壁や基礎のコンクリート部分にひび割れがないかを確認します。基礎部分は特に重要で、ひびが入っていると将来的に建物全体の耐久性に影響を与える可能性があります。

・ドアや窓枠：ドアや窓枠の取り付け部分にも、傷や打痕がないか確認します。塗装の剥がれや小さな傷も後で修繕が必要になるため、見逃さないようにしましょう。

・ドアや窓の開閉：全てのドアや窓がスムーズに開閉できるかを確認します。ドアがきちんと閉まらない、窓が硬くて開かないなどの問題がないか細かくチェックしましょう。また、鍵の施錠が正常にできるかも確認してください。

・水回りの設備：キッチンやバスルーム、トイレなどの水回りは、使用頻度が高く不具合が発生しやすい場所です。蛇口から水が正常に出るか、水漏れがないか、排水がスムーズかを確認します。浴室のシャワーや排水口もチェックしてください。

・電気設備：全てのスイッチやコンセントが正しく機能するか確認します。照明の点灯や、家電を接続してコンセントに問題がないかも確認しましょう。また、電気のブレーカーやインターフォン、換気扇なども動作確認が必要です。

・換気や空調設備：新築戸建ての場合、24時間換気システムが備わっていることが多いですが、換気口がしっかり機能しているか、空調設備が正常に作動するかを確認します。フィルターの状態も確認すると良いでしょう。

・給湯器や床暖房：給湯器や床暖房が正しく作動し、温度調整が問題なく行えるか確認します。特に冬場に備えて床暖房の試運転をしてみると安心です。

・外構設備：駐車場やカーポート、フェンス、エクステリアなどの外構部分も確認します。契約通りに設置されているか、使用に問題がないか確認しましょう。

・収納や棚：クローゼットや棚など、収納スペースが設計通りに設置されているか、使い勝手が良いかも重要です。扉の開閉や棚の高さ、収納力に問題がないか確認しましょう。

・床下や天井裏：普段見えない場所も確認が必要です。床下に湿気がたまっていないか、天井裏に配線や断熱材が正しく施工されているかをチェックすると良いと思います。

引き渡し前のチェックは、購入後に長く安心して住むための重要なステップです。もし気になる点があれば、遠慮なく施工会社に確認や修正を依頼しましょう。このチェックを怠ると、後で修繕や補償を受けるのが難しくなることもあるため、時間をかけて丁寧に行うことが大切です。