一戸建てとマンションの誤解を解消！

こんにちは。有限会社グレースホームの安江です。

本日は、戸建てとマンションの誤解を解消していきたいと思います。

住宅の購入で最初の分岐点は【戸建てかマンションか】という選択です。でも、両方に関して大きな勘違いをしていらっしゃる方は多いと思います。

まず、マンションでよく思われがちなのが「戸建てより安そう！」というイメージです。しかし、これは立地や広さによって大きく変わります。同じ立地であれば、戸建てよりマンションの方が安い傾向はあります。その場合も床面積では戸建ての方が有利なケースも少なくないのです。「戸建ては高いから」と決めつけないで、いろいろな条件を踏まえたうえで、判断するのが良いと思います。また、マンションは戸建てよりも高さがあるので「陽当たりがよさそう」と思われがちですが、実際は階層や隣接する建物によって大きく変わってきます。「ゲストルームなど共用施設が便利」というのも、入居した後に使うのが年に1・2回ということもざらにあります。管理費用が上乗せされていることを踏まえて逆に、デメリットに感じる方も多いのです。

その一方、戸建てに関しては「管理費や修繕積立金が不要なため、維持費がかからない」という誤解が多いです。マンションと異なり、管理費や修繕積立金は不要ですが、外壁や設備機器などは定期的にメンテナンスや修繕が必要なんです。「10年で約100万円程度はかかります」といわれています。毎月の積立が必要になるケースが多いのです。また、「資産価値が高い」というイメージについては、経年劣化しない土地の資産価値は確かに魅力的です。しかし、建物の評価は約20年でかなり価値が下がってしまいます。

戸建てとマンションのメリットやデメリットを比較してみてください。

広さはあくまで平均でのことですが、4LDK・125㎡（37.81坪）前後が主流の戸建ての方が有利で、もちろんマンションでもこの広さを有する物件はありますが、立地や価格面の条件が厳しくなることが多いようです。

一方、立地は交通の利便性という意味では、駅から徒歩圏にあることの多いマンションが通勤や通学面では優れていると思います。ただし、静音性は、閑静な住宅街にあることの多い戸建ての方が有利だと思います。セキュリティー面は、オートロックや管理人がいる事などから、マンションの方が比較的に安心感が得られると思います。

さらに、国土交通省の不動産価格指数によると、戸建ての価格は2008年頃に比べて大きく値下がりしています。これは、リーマンショックによる影響も大きいのですが、その後マンションは価格が上昇しているのに対して、戸建ては全国的にほぼ横ばいなんです。でも、近年はマンションの方が資産価値の上昇が高い傾向がみられ、マンションに合わせて戸建ても上昇傾向が出ているのです。

 

チェックポイントは

◎戸建てかマンションかイメージで選ぶのはNG！

◎戸建てとマンションのメリット・デメリットを確認

◎価格は戸建てもマンションも上昇

 

イメージだけで選ぶのではなく、メリットやデメリットをよく把握して物件を選ぶ事をお勧めします。

是非、参考にしていただけたらと思います。