物件価格とは別に諸経費が必要

こんにちは。有限会社グレースホームの安江です。

お目当ての物件が見つかったら、住宅ローンの見積りをします。まず、その物件を無理なく返済できる借入額をチェックしていきますが、その前に気を付けておきたいのが【諸経費】です。ローンを組む際には、物件価格に加えて手数料や税金など、こまごまとした、諸経費が意外にも発生します。具体的には印紙税や登録免許税不動産取得税などの税金に加えて、司法書士の報酬やローン保証料など、様々な諸経費がかかります。

また、物件の契約の時だけでなく、物件契約後にも固定資産税や都市計画税、引っ越し料金などが必要になります。司法書士の報酬や融資手数料などは、あらかじめ不動産会社や金融機関に確認できますので、総額を計算すると良いと思います。ほとんどの場合、物件見積書やローン提案書には諸費用の概算が記載されているので、そちらを参考にしてみてください。

さらに、不動産取得税や固定資産税、都市計画税は購入・新築の翌年に自治体へ納めるものです。合わせて数十万円台になるので、つい納付を失念などという悲劇は避けたいですよね。固定資産税や都市計画税は毎年課税されますので、払い忘れる事がないように注意して欲しいです。

諸経費は、個別にみるとそれほど大きな金額ではありませんが、トータルで計算すると100万円以上になります。決して無視できない額になりますので、物件価格の約5～8％を目安にきっちりと予算に織り込みましょう。その上でマイホーム資金計画を立ててください。

また、諸費用を自己資金で準備できない場合は、住宅ローンに上乗せして借りれたり、専用ローンを組むことが出来る金融機関もあります。しかし、金利は高めで総額も膨らみます。結果的には負担が大きくなってしまいますので、諸経費は出来るだけ自己資金でまかないたいところです。どうしても、諸経費用の支払いが苦しい場合は、引っ越しをご自身で行ったり、新しい家具や電化製品の購入を控えたりするなど、コストカットをすると良いかもしれません。また、保証料や団体信用生命保険料が無料の住宅ローンを選ぶのもありだと思います。

ぜひ、諸経費の参考にしてみてください。