可児市新築戸建て購入…不動産取得税はかからない？

こんにちは。(有)グレースホーム安江です。

可児市で新築戸建てを購入して、不動産取得税はかかるのか？

 

まず【不動産取得税】とは…不動産取得税は、土地や建物を購入したり、贈与されたり、建築したりする際にかかる税金です。

 

課税対象は広範囲に及び、例えば田畑や住宅地、山林などの土地や、住宅や工場、店舗などの建物が含まれます。

計算方法は、通常は不動産の評価額に税率をかけた金額ですが、2024年3月31日までの取得に関しては税率が3%に軽減されます。住宅用地や新築住宅の場合は、特例措置により税負担が軽減されることもあります。

新築の場合、一般的には不動産取得税がかかりますが、特定の条件が揃うと非課税となる場合があります。

①課税標準の金額が一定額未満の場合

・土地の場合は10万円未満、家屋の場合は新築や増築、改築の場合は23万円未満、その他の場合は12万円未満の場合、不動産取得税は課税されません。

・一定期間内に特定の条件を満たす土地や家屋を複数取得した場合は、合算されて判断されます。

②土地や建物を相続した場合

・相続した土地や建物は非課税です。ただし、生前贈与や特定遺贈によって取得した場合は課税されることに留意が必要です。

③その他の場合

・学校法人や宗教法人、社会福祉法人が事業用に取得した不動産や、土地区画整理によって与えられた土地、公共の道路などは非課税です。また、法人の合併や分割によって取得された不動産も非課税になります。

以上の条件を満たす場合、新築戸建てであっても不動産取得税がかからないことがあります。

 

また、不動産取得税の軽減措置によって、税金がかからない場合もあります。

それぞれの控除の内容や計算例をまとめまてみましたのでご参考下さい。

①新築戸建てを取得する際の控除

・新築戸建てを取得し、床面積が50㎡以上240㎡以下の場合、評価額から1,200万円が控除されます。ただし、一戸建て以外の住宅で賃貸として使用する場合は、床面積が40㎡以上240㎡以下である事が必要です。

②住宅用地を取得する際の控除

・2つの軽減額があります。一つ目は、150万円×税率です。二つ目は、土地1平方メートルあたりの価格×住宅の床面積の2倍(1戸あたり200平方メートル上限)×税率です。軽減特例措置を適用する場合は、一定の要件を満たす必要があります。

③新築戸建てとは別に中古住宅を取得する際の控除

・中古住宅を取得する際は、家屋と土地の不動産取得税よりも控除額が上回れば、不動産取得税はかかりません。

・居住用の中古住宅を取得した場合、控除額は新築された年月日によって異なります。床面積や耐震基準によっても控除額が変わります。また、中古住宅の土地には宅地用地特例が適用されます。

以上の軽減措置を利用することで、不動産取得税の負担を軽減できる場合があります。

 

★新築住宅と宅地用地の取得における不動産取得税がかからない計算例をまとめてみました。

【条件】

・2000年1月に新築された物件を購入

・専有面積55㎡(固定資産評価額1,100万円)

・土地面積40㎡(固定資産評価額2,000万円)

【計算】

①住宅部分の不動産取得税

・評価額から控除額(1,200万円)を差し引いた額に税率(3%)をかけます。

・(1,100万円 - 1,200万円) × 3% = 0円

②土地部分の不動産取得税

・土地の場合は、2つの軽減額のうち高い方が適用されます。

・「土地1㎡あたりの価格(2,000万円÷40㎡の半額)×住宅の床面積の2倍(55㎡×2)×3%」となる82万5,000円の軽減額が適用されます。

・そのため、実際の不動産取得税は0円です。

なので、住宅部分も土地部分も不動産取得税は0円となります。