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新築戸建て(建売)の地盤調査済みの重要性

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新築戸建て(建売)の地盤調査済みの重要性

新築戸建て(建売)の地盤調査済みの重要性

2024/09/24

こんにちは。グレースホームの安江です。

本日は、新築戸建て(建売住宅)を購入する際、地盤調査が行われているかどうかは非常に重要なポイントです。地盤調査は、住宅が建てられる土地の地盤の強度や安定性を確認するために行われるもので、地盤が弱い場所に建物を建てると、将来的に建物が沈下したり傾いたりするリスクが高まります。ここでは、地盤調査がどのように行われるか、調査が済んでいるかどうかの確認方法、そして地盤に関する保証制度やリスクについて詳しくお話したいと思います。

目次

    地盤調査の重要性

    地盤調査は、建物の基礎工事に先立って行われ、地盤がどの程度の重量を支えられるかを評価します。地盤の強度が不足している場合、地盤改良工事が必要となり、これは建築費用に追加される場合があります。特に日本は地震が多い国であり、地盤が弱い場所に建てられた建物は、地震時に大きな被害を受ける可能性があります。

    地盤調査の種類

    地盤調査にはいくつかの方法がありますが、新築戸建てや建売住宅の地盤調査で一般的に行われるのは以下の2つです。

    スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)

    スウェーデン式サウンディング試験は、住宅建設の際に最もよく用いられる地盤調査方法です。この試験では、直径約25mmのロッドにおもりを載せて地面に押し込み、何回転させることで地中の抵抗力を測定します。このデータから、地盤がどの程度の重さに耐えられるかが評価されます。比較的安価で、住宅建設用の地盤調査に適しているため、多くの建売住宅でもこの方法が採用されています。

    ボーリング調査

    ボーリング調査は、深い地盤の状態を把握するために行われる調査です。この方法では、ドリルを使用して地面を掘削し、地盤のサンプルを採取して分析します。地層の構成や強度、地下水の影響などを詳細に調べることができるため、マンションやビルなどの大規模な建築物ではこの方法が一般的です。でも、コストが高いため、建売住宅での実施は少ないです。

    地盤調査済みかどうかの確認方法

    建売住宅を購入する際、その物件が地盤調査済みかどうかを確認することは重要です。確認する方法としては、以下の手順を取ることが推奨されます。

    不動産会社や建築会社に直接確認する

    建売住宅の販売担当者に、地盤調査が行われているかどうかを確認することが第一歩です。多くの場合、地盤調査の結果は建物の設計や基礎工事に影響を与えるため、調査が行われていないということはほとんどありません。しかし、確認することで安心感が得られます。

    地盤調査報告書の確認

    地盤調査が行われている場合、地盤調査報告書が作成されます。この報告書には、調査の詳細や地盤の強度、必要な地盤改良の有無が記載されています。報告書を確認することで、その土地がどのような地盤か、建物の基礎がどのように設計されているかを理解することができます。報告書は、通常不動産会社か建売会社が保管しているため、閲覧を依頼することができます。

    保証制度の確認

    地盤調査が行われた物件には、通常「地盤保証」が付いています。地盤保証とは、建物の沈下や傾きが発生した場合に、補修費用を保証する制度です。この保証は、地盤調査を実施した会社や、地盤改良工事を行った会社によって提供されることが一般的です。保証期間は10年程度が一般的で、保証内容もさまざまですが、地盤保証が付いているかどうかを確認することで、万が一のリスクに対する備えができます。

    地盤に関するリスク

    地盤調査済みであっても、地盤に関するリスクは完全に排除できるわけではありません。特に以下のようなリスクには注意が必要です。

    地盤沈下

    地盤が不安定な場合、建物が完成してから数年後に徐々に沈下することがあります。これにより、建物が傾いたり、基礎にひびが入ったりする可能性があります。地盤調査をしっかりと行い、必要な改良工事を施すことで、このリスクを軽減することができます。

    液状化現象

    液状化は、地震などの振動により、地盤が液体のように振る舞い、建物が沈下したり傾いたりする現象です。特に、砂質土壌や水分を多く含んだ土地ではこのリスクが高まります。地盤調査を通じて液状化のリスクが判明した場合、基礎の設計を工夫することでリスクを軽減することが可能です。

    周辺環境の変化

    地盤は周辺環境によっても影響を受けます。例えば、周辺の土地で大規模な開発が行われた場合、地下水位が変動し、地盤に影響を与えることがあります。また、隣接地での工事や地震による揺れが原因で地盤に影響が及ぶこともあります。

    まとめ

    新築戸建て(建売住宅)を購入する際、地盤調査が行われているかどうかを確認することは非常に重要です。地盤調査の結果に基づき、適切な基礎工事が行われることで、将来的なリスクを大幅に軽減できます。地盤調査報告書や地盤保証の有無を確認し、必要に応じて専門家の意見を聞くことも良い対策です。地盤に関する問題は見えにくいものですが、長期的な住まいの安全性に直結するため、慎重に確認することが大切です。

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