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新築戸建てを購入の際の「重要事項説明」について

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新築戸建てを購入の際の「重要事項説明」について

新築戸建てを購入の際の「重要事項説明」について

2024/10/01

こんにちは。グレースホームの安江です。

新築一戸建ての購入の申し込みをすると、売買契約を結ぶ前に重要事項説明が行われます。重要事項説明は、どういった目的で実施されるものなのかまとめてみましたので是非、ご参考戴ければと思います。

目次

    重要事項説明の目的

    新築一戸建ての購入を検討する際、物件の購入を最終的に判断するために重要なステップが「重要事項説明」です。この説明は、契約を結ぶ前に買主に対して物件や取引に関する重要な事項を説明するもので、不動産取引におけるトラブル防止を目的としています。宅地建物取引業法に基づき、宅地建物取引士(宅建士)が買主に対して義務的に行わなければならないものです。重要事項説明が実施されることにより、購入者は契約に際してリスクや注意点を十分に理解したうえで、購入の最終判断を下すことができます。

    重要事項説明書に記載される内容

    重要事項説明書には、物件に関するさまざまな法的・物理的な情報が記載されています。以下に、一般的に説明される項目と、それに基づいて購入者が確認すべきポイントをまとめます。

    1. 物件に関する基本情報

    所在地・面積・用途地域
    物件の正確な所在地や土地面積、建物の延床面積、用途地域が記載されます。
    確認ポイント: 不動産登記簿の記載と一致しているかどうか、面積に誤りがないか、用途地域が希望する生活スタイルに合致しているかを確認します。

    接道状況
    道路との接続状況や道路幅が記載されます。
    確認ポイント: 建物が公道や私道に面しているか、車の出入りが容易か、また法令に違反しない建物かどうかを確認します。

    建物の構造・築年数
    建物の構造や使用されている材料、築年数などが説明されます。
    確認ポイント: 予想している材質や工法で建てられているか、耐震性や断熱性能についても確認しておくと良いです。

    2. 権利関係

    所有権の有無や抵当権の設定
    物件にかかる所有権や他者の権利があるかどうか、抵当権が設定されているかが説明されます。
    確認ポイント: 物件の所有権が完全に移転できるか、抵当権の処理が適切に行われているかを確認します。

    地役権・賃借権などの存在
    他者が土地を通行する権利(地役権)や賃借権の有無が説明されます。
    確認ポイント: 物件の利用に制限が生じないか、近隣住民の利用に影響を受けないかを確認します。

    3. 法令に基づく制限

    都市計画法や建築基準法に基づく制限
    物件が都市計画区域内にあり、建築に対してどのような制限があるかが説明されます。
    確認ポイント: 建ぺい率や容積率が守られているか、今後増築や改築が可能かどうかを確認します。

    建築制限や景観条例などの存在
    地域の条例や自治体のルールによる建築制限がある場合、その内容が説明されます。
    確認ポイント: 景観を守るための制約や建物の外観、色彩に関する制限があるかを確認します。

    4. インフラの整備状況

    電気・ガス・水道・下水道などの設備状況
    ライフラインの整備状況や、その供給方法が説明されます。
    確認ポイント: どの会社からサービスが提供されるのか、利用可能なインフラが整っているか、特にガスや水道の利用方法(公共水道か井戸か、都市ガスかプロパンガスか)を確認します。

    配管・排水設備の管理状況
    下水道や浄化槽の有無や、その管理方法が説明されます。
    確認ポイント: 物件の排水設備が問題なく機能しているか、特に浄化槽の場合は定期的なメンテナンスが必要かどうかを確認します。

    5. 取引条件

    契約内容と支払い条件
    売買代金、手付金、残代金の支払期日や方法、その他費用(登記費用や火災保険料など)が説明されます。
    確認ポイント: 支払いスケジュールに無理がないか、追加費用が発生しないかどうかを確認します。

    解約条件や違約金の設定
    契約解除の条件や違約金が発生する場合の具体的な内容が説明されます。
    確認ポイント: 万が一解約する場合にどのような条件が適用されるか、違約金の発生条件を確認します。

    6. その他の重要な事項

    周辺環境や地盤の状況
    土地の地盤や周辺の自然環境、過去に災害が発生した履歴などが説明されます。
    確認ポイント: 地震や水害などのリスクが高い地域でないか、土地が軟弱でないか、地盤改良が必要な場合、その費用負担がどのようになっているかを確認します。

    近隣施設や騒音問題
    近隣に騒音の発生源や工場などがないか、交通量が多い道路に面していないかが説明されます。
    確認ポイント: 周囲の環境が生活に支障をきたさないか、快適な生活が送れるかを確認します。

    7. アフターサービスや保証制度 

    瑕疵担保責任や保証内容
    新築一戸建ての場合、住宅瑕疵担保責任保険(または保証)が提供されることが多く、その内容が説明されます。
    確認ポイント: 保険や保証の対象範囲、期間、修理が必要になった際の費用負担について確認します。

    アフターサービスの提供内容
    引き渡し後のアフターサービスの内容や、定期点検の実施スケジュールが説明されます。
    確認ポイント: アフターサービスの充実度や、引き渡し後にどれだけサポートを受けられるかを確認します。

    重要事項説明の際の注意点

    説明の内容が膨大であるため、十分に理解せずに進めると後々のトラブルにつながる可能性があります。そこで、以下のポイントを意識して説明を受けることが重要です。

    1.疑問点をしっかり質問する
    どんな小さな疑問でも、その場で解消しておくことが大切です。宅建士に質問することを躊躇せず、納得いくまで確認しましょう。

    2.書面をしっかり保管する
    重要事項説明書は契約後も役立つため、しっかり保管しておきましょう。契約書とともにトラブル時の証拠となる書類です。

    3.弁護士や専門家に相談する
    法的な専門知識が必要な内容が多いため、不安な点があれば弁護士や不動産の専門家に相談することも有効です。

    まとめ

    重要事項説明は、購入者が新築一戸建ての物件や取引内容に関するリスクやメリットを理解し、最終的な購入判断を下すための重要なプロセスです。物件の詳細情報や取引条件を把握し、不安点を解消することで、安心して契約に進むことができます。

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