可児市で新築戸建てを購入し引渡し後の不具合対応
2025/02/27
こんにちは。グレースホームの安江です。
本日は、可児市の新築戸建てを購入して引渡し後の不具合の対応についてお話したいと思います。
建売住宅の場合、不具合が見つかったときの対処も注文住宅と基本的には同様の流れをたどりますが、いくつか異なる点や注意点があります。建売住宅はすでに完成した状態で販売されているため、購入者は建物が完成した後に問題を発見することが多く、以下の流れで補修や対応を進めます。
目次
1. 販売会社に連絡する
新築戸建て(建売)を購入した場合、まず不具合が見つかったときに連絡するのは、販売会社または売主です。新築戸建て(建売)は、工務店やハウスメーカーが売主とは限らず、不動産業者が販売を担当する場合もあります。そのため、販売時に担当者から渡された名刺や契約書類に記載されている連絡先を確認し、まずはその担当者に電話かメールで連絡します。
電話のほうが素早く対応してもらえることが多いため、急ぎの場合は電話連絡を優先しましょう。連絡時には、どこにどんな不具合があるのかを明確に伝え、具体的な対応を依頼します。また、ここでの目的は次の「現地確認」の約束を取り付けることです。販売会社が一次対応をするため、まずは現場を確認してもらうようにしてください。
2.販売会社の担当者が現地確認を行う
販売会社の担当者または、実際に建物を施工した工務店やハウスメーカーのスタッフが、購入者の家を訪れ現地確認を行います。新築戸建て(建売)では、販売会社が窓口となるため、初めに販売会社の担当者が現地確認を行うケースが一般的です。
この段階で、不具合の詳細や補修の可否を確認し、対応する業者の手配が決まります。例えば、壁や床の不具合なら内装業者、外壁や雨漏りなら屋根業者といった具合に、各専門業者が必要に応じて対応します。また、軽微な不具合であれば、その場で対応されることもあります。
この時点では、不具合が補償の対象になるかどうかが判断されます。例えば、建売住宅は瑕疵(かし)保証という10年間の保証が義務付けられていますが、保証範囲は構造的な欠陥や防水に関する問題に限られることが多いため、細かい傷や汚れなどは補償対象外となる場合もあります。このため、具体的にどのような対応が可能か、しっかり確認することが重要です。
3.補修対応の内容と日時を確認する
販売会社や施工業者が補修対応を行うことが決まったら、具体的にどのような工事が必要か、いつ行うかのスケジュールを決めます。新築戸建て(建売)は、複数の業者が関わって建築されているため、対応する業者が異なる場合もあります。そのため、担当者に対応範囲や工事内容を細かく確認し、双方で認識のズレがないようにしましょう。
例えば、「リビングの床に傷がある」とだけ伝えるのではなく、「リビングの南側窓付近に5cmの深い傷がある」というように、具体的に補修箇所を特定することが重要です。また、補修工事中は立ち会いが必要になることが多いので、所要時間も事前に確認しておきましょう。
4.補修工事の実施
補修工事が始まったら、工事業者が実際に家に来て対応を行います。この際、対応内容が正確に伝わっているか、作業開始前に再確認することが大切です。施工業者が販売会社からの依頼を受けて来ているため、伝達ミスが起こる可能性もあるため、希望する対応が間違いなく行われるようにしましょう。
補修工事が完了した後は、依頼した内容が正確に行われているか、自分の目でしっかりと確認し、問題が解決していることを確認しましょう。修理後の状態に納得した場合は、工事完了の確認書にサインを求められることが多いため、サインする前に不具合が完全に解消されたか確認を忘れずに行いましょう。
5.不具合発見時にすべきこと、してはいけないこと
新築戸建て(建売)の場合でも、不具合が見つかった際には以下の点に注意しましょう。
遠慮せずに報告する
新築戸建て(建売)は完成後に引き渡されるため、購入者が気づく不具合は意外と多いものです。特に、入居後しばらくしてから発覚することも珍しくありません。「この程度の不具合なら言わないほうがいいかな?」と遠慮せずに、まずは販売会社や施工業者に相談しましょう。数千万円もの大きな買い物で妥協するのは避け、適切な対応を求めることが大切です。
記録を残す
担当者や業者と対応内容を話し合った際は、口頭ではなく書面やメールなどで記録を残すようにしましょう。記録があれば、後で言った言わないのトラブルを防ぐことができます。現地確認の際には、写真や動画を撮っておくと、状況説明がスムーズになるだけでなく、後から確認がしやすくなります。
自分で修理しない
新築戸建て(建売)の場合、引き渡し後に小さな不具合が見つかることもありますが、これを自分で直そうとしないでください。たとえばクロスの剥がれや扉の不具合などを自分で修理してしまうと、保証対象外となる場合があります。まずは販売会社や施工業者に相談し、対応してもらうようにしましょう。
細かいキズや汚れは保証対象外になる可能性が高い
引っ越し作業や入居後に発生する細かいキズや汚れについては、販売会社が責任を持たないことが多いため、対応してもらえないことを理解しておきましょう。住み始めた後に発覚した場合、責任の所在が不明確になることが多いため、入居前や引っ越し作業中に慎重に確認しておくことが重要です。
まとめ
可児市で新築戸建て(建売)を購入した場合でも、引き渡し後に不具合が発覚することは珍しくありませんが、適切に対応するためには、販売会社や施工業者との連絡をしっかりと取り、記録を残しながら進めていくことが大切です。また、建売住宅の場合は、事前に保証内容や対応範囲について確認しておくことが重要です。信頼できる販売会社や業者を選ぶことが、スムーズな対応を受けるための大きなポイントとなります。
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